【事例から学ぶリスクアセスメント】過去事例を専門家が徹底解説します

本動画では、化学物質の「自律的管理」が求められるようになった背景として、過去の重大災害事例を振り返り、リスクアセスメントの重要性を解説します。
取り上げるのは、2012年に大阪府の印刷会社で発生した胆管がんの集団発症事例(発症17名・死亡7名)。印刷工程で使用した洗浄剤(1,2-ジクロロプロパン等)の危険有害性の未確認、規則対象外=安全という思い込み、通風不良の地下室、局所排気装置の未設置、防毒マスク未着用といった複数の要因が重なり、深刻な健康被害につながりました。
あわせて、2015年に福井県の化学工場で発生した膀胱がん多発事例にも触れ、事前の危険性確認と対策の必要性を示します。
新規に化学物質を使用する際は、必ずリスクアセスメントで問題点を洗い出し、対策→実行→評価のサイクルで安全衛生を高めていきましょう。